時空モノガタリ-感想録

2000字小説投稿コンテストサイトの「時空モノガタリ」でコメントした内容を記録しています。

いまのひとこと 読まねば

2019-01-07から1日間の記事一覧

第164回 時空モノガタリ文学賞 【 着地 】

1 題名 ある方法 2 作者 蹴沢缶九郎さん3 投稿 19/01/044 書出 『ある男が、ビルの高層階からエレベーターに乗り込んだ。』 エレベータの突然の急降下。 心臓が凍りつくような体験ですね。 普通に考えれば男性は助かりそうにもない。 ところが起死回生の…

第164回 時空モノガタリ文学賞 【 着地 】

1 題名 回収とそれに至る道筋の試行錯誤 2 作者 悠真さん3 投稿 19/01/034 書出 『男は女を少しでも楽しませたい一心なのか、あれこれたわいもない話を繰り広げているが、女は「へえ」とか「ふうん」とたまに適当な相槌を挟むだけで、退屈しているのは明らか…

第164回 時空モノガタリ文学賞 【 着地 】

1 題名 飛び降りて、飛び上がり、着地する 2 作者 吉岡幸一さん3 投稿 19/01/034 書出 『女は今まさに超高層ビルの屋上から飛び降りようとしていた。』 面白かったです。 落下した先にトランポリンがある、というのは墜落ジョークの定番のような設定です…

第164回 時空モノガタリ文学賞 【 着地 】

1 題名 時を紡ぐ悠久の奇跡 2 作者 邑生ゆじさん3 投稿 19/01/024 書出 『「今度はボクの番だって、生まれた時からわかっていたことだから」』 365日の擬人化とでもいうべき作品で、時間の進み方を思うと果てしない気持ちになりました。 御作の設定にあ…

第164回 時空モノガタリ文学賞 【 着地 】

1 題名 しりとり 2 作者 紫金曜日さん3 投稿 19/01/024 書出 『病院から帰る途中、母は幼い僕を連れて映画館に寄った。』 幼い『僕』の眼前で、青年が作業着姿の男に口説かれる。 青年が困っている、と判断した『僕』の割り込みにより、密やかな空気がパ…