第163回 時空モノガタリ文学賞 【 504号室 】
1 題名
開かずの
2 作者 柴ケンタロウさん
3 投稿 18/12/18
4 書出 『丸山正浩は、同期入社の仲間から「マル」という愛称で呼ばれていた。』
かつていた同僚の部屋で酒盛りをする――お別れのきっかけを掴めないでいた仲間達の姿が印象的でした。
どうして窓とドアが開かなかったのか気になりました。
ちなみに、下記の登場人物メモでわかるとおり、『マル』の部屋には折田、宍戸、樋口、村松、岡本、福田、長嶋の7名が訪れています。
ところが、最後の場面では『村松』だけが登場しません。窓とドアが開かなくて、ガス爆発と火災まで起こった原因は『村松』ではないかな、と予想しています。ただ、それを裏付けるものはありません。(少なくとも登場人物が多すぎて作者様が混乱している、ということはないと思います)
そもそも、窓が開かないはずなのに、窓から救出されている時点で謎すぎます。
(メモ・潤沢な登場人物達)
01.丸山正浩…504号室の元あるじ。愛称「マル」。既に死亡
02.折田…講義で寝ていた言い訳をする人物
03.宍戸…折田の言い訳に指摘する人物
04.樋口…折田の言い訳に指摘する人物2
05.村松…折田の言い訳に指摘する人物3
06.岡本…鈴木以上に綺麗な人を見たことがない人物
07.福田…マルが鈴木の時にも寝ていたことを指摘する人物
08.百田部長…中性的な声質の持ち主。講義をしているらしい。名前のみ登場
09.橋本…講義をしているらしい。名前のみ登場
10.鈴木…折田が目を覚ましていた人物。既婚。名前のみ登場
11.長嶋…ユカに告白したことをマルに報告しに来た人物
12.ユカ…長嶋に告白された人物。名前のみ登場
13.寮長…独身寮の寮長。部屋を使用しないよう告げる。