2019-01-05 第164回 時空モノガタリ文学賞 【 着地 】 第164回【着地】 1 題名 心蛙 2 作者 荒井文法さん3 投稿 18/12/244 書出 『「着地するとき、何を考えてる?」』 『演技前にすっ飛ばした心が帰ってくる』という感覚に、なるほど、と納得させられてしまいました。 胃がんで死去した体操競技のコーチが生前口にした『演技がうまくいったときほど、着地の瞬間にどうでもいいことを考える』、『着地かえらず、心がえる』というアドバイスをコーチの死に際して主人公が理解するというお話です。 本作の読後に、「そういえば『香典返し』って正式名称があるのかしら?」と感じました。