第164回 時空モノガタリ文学賞 【 着地 】
1 題名
バンジージャンプ
2 作者 村沢走さん
3 投稿 18/12/26
4 書出 『此の命綱が切れたなら、如何なるのだろう。』
社員旅行の『御褒美』のバンジージャンプで毒を抜く。不器用というかズレているというか……主人公『私』の述懐を楽しく読むことができました。
『公務員さんの一団で、スマホを用意して私を撮ってはいて、御蔭で十分な、毒が吐けた』という箇所がよくわかりませんでした。
本当に読み辛いです……
作者様のこだわりなのでしょうが、作品を仕上げる際には、是非、読者を意識してほしいです。「この作品の価値がわかる奴だけ読めばいい」ということであるのは重々承知の上で、どうか御一考いただきたいところです。
(どういうことだろう? というメモ)
◎『思えば、人生は何時も斯うだった』
→こうだった、て、どうだったんでしょうか。
◎『私の存在意義等、気にも留めない人だった。反動で、高校ではモテにモテた』
◎『エスペラントにしか、聞こえない風景』
◎『高さ百メートルからの直滑降。正確には、飛翔』
→逆?
◎『社会人になって、斯うしていると分かる。パワハラやセクハラ。人生は苦難の連続だ。荒波に揉まれてなくたって哀毀骨立だ。美辞麗句も良い所だ』
→美辞麗句?
◎『あれは、中二の夏だった。意を決して、戒君に告白しようと、決めた』、『クラスの女子達から不評を買い、序でに好きな人からも拒絶された』、『一言、戒君に、想いを告げる事が出来たなら』
→告げたの? 告げてないの?
◎『おい。人生の先輩よ。見ているか?』
→誰?
◎『「戒く~ん。戒、く~ん」と、自然な毒が抜けて行く』
→自然な毒……