第164回 時空モノガタリ文学賞 【 着地 】
1 題名
進めない着地
2 作者 うたかたさん
3 投稿 18/12/30
4 書出 『そのとき僕は、白くて柔らかなしかく確実な踏み心地のある地面に着地した。』
地に足着いていない、ふわふわとした浮遊感が伝わってくるお話でした。
構成も、校正も、ふわふわで地に足着いていない御様子でした。
(一文目から『白くて柔らかなしかく確実な』って……好意的に読めば、白くて柔らかなしかし確実な、の打ち間違いでしょうか……どちらにしても読みづらいですが)
自分の夢を起き抜けにメモされたのかしら、と思うほど、ストーリー性がなく、読者としてどう楽しんで読めば良いのかわからない作品でした。
前作の『ホテルの幽霊』ではゲーム的に場面を逐一描写していたら、話が始まる前に文字数制限に達してしまった印象でしたが、本作はそもそも話を書く意思があるとは到底思えない構成で残念です。