第164回 時空モノガタリ文学賞 【 着地 】
1 題名
着地失敗
2 作者 W・アーム・スープレックスさん
3 投稿 19/01/10
4 書出 『惑星探査ロケット『クマタカ』は、その名のとおり鳥のように軽やかに地面を離れると、上空高く舞い上がっていった。』
超能力者が一般に認知される社会では、産業も学術も法制度もきっと想像もつかないような構造になっているのだろうと空想したくなる作品でした。
設定過多だと感じました。
超能力者登用による小惑星探査プロジェクトの発足、という心躍る設定が中途半端に描かれていて不完全燃焼感が強いです。場面の切り取り方が問題なんでしょうか?
……ついでに蛇足ですが、手が触れ合っている、という描写をわざわざしたのに『精神感応』(要はテレパス?)を使う理由がよくわかりませんでした。接触感応(サイコメトリー)ではないんですか? まあ、表現的には憑依のほうが近いような気もしますが。