第164回 時空モノガタリ文学賞 【 着地 】
1 題名
落下中着地中
2 作者 mokugyoさん
3 投稿 19/01/21
4 書出 『俺は、青空をどこまでも落下している。』
『質問したら必ず答えてもらえると思うな』。おっしゃるとおりだと思いました。
主人公が青空を落下するところから話が始まります。途中、『空に浮かぶプラットホーム』、『空に浮かぶ小さな動物園』、『人間の体の6倍はある巨大な時計』に着地し、『ふてぶてしい老人』、『幼稚園児の少年』、『体中に時計を巻き付け』た『女』に出会い、最後には『身を投げたつもり』の崖に戻ってきて、笑って終幕です。
『崖から身を投げたつもりがバランスを崩し、大空に落下してしまったのだ。』というところまで読んで、何かが理解できそうだったんですが、結局面白さはわからないままでした。
本作を拝読していて改めて感じたのですが、空白行を入れられる方がどのコンテストでも一定数いらっしゃいます。
読者の「読みやすさ」に配慮された結果なのでしょうか?
だとすれば、ただでさえ少ない2000字を削ってまで、というのは余りに作者様に酷な事態ですね……行間の調整ができればいいのでしょうけれど……わたしは今の行間でも全く気になりませんが……