第164回 時空モノガタリ文学賞 【 着地 】
1 題名
紙飛行機
2 作者 木野 道々草さん
3 投稿 19/01/21
4 書出 『夕食を作っていると、五歳になる娘が犬を飼いたいと言い出した。』
面白かったです。
紙の造形物を魔法や何らかの技法で使役する、という描写は個人的には大変好みです。
ただ、御作のように「着地を許可する」という使い方……それも『ひこうきのしつけ』という表現はコンテストテーマも活かされていて、ほんわかと、また、不可思議な現象に対する警戒感が両立して魅力的でした。