第165回 時空モノガタリ文学賞 【 弾ける 】
1 題名
硝子の心に爆弾発言
2 作者 蒼樹里緒さん
3 投稿 19/02/13
4 書出 『ごく稀に、成長途中で心が硝子化する人間が生まれる。』
「心の耐久度」のようなものが可視化されているというのはゾッとする設定でした。他者を排除してでも友人を独占したい、というあまりにも強い想いを『友達』が持ったのはどうしてだったのでしょうね。
◎あらすじ
本作は、精神的な耐性が頭上に浮かぶガラスの結晶として可視化される『怪奇現象』に見舞われた主人公が、友人が別の友人を殺害したことを知ったショックで心神喪失状態に陥るお話です。
◎感想
初めて読んだ時の『結晶体』のイメージが、「『鏡の門』かしら?」と思ったのは秘密です。