第166回 時空モノガタリ文学賞 【 おくりもの 】
1 題名
おめでたい家族
2 作者 文月みつかさん
3 投稿 19/02/23
4 書出 『「母上様」』
コミカルな家族のやり取りにほんわかとした気持ちになりますね。母親へのプレゼントながらも、母親に小遣いをせびらなければならない。娘の希望をお金で安易に解決しなかった父親の姿勢に感心しました。
◎あらすじ
妊婦の母親のもとに娘2人と夫が小遣いをせびりに来る。母親が財布の紐を緩めなかったことによって、母親への誕生日プレゼントは老舗高級ブランドの財布ではないスミレ色の財布になる。
◎感想
母親にプレゼントしようにもお金が足りない。
家計を管理している母親にお金を無心しに行くが、それも断られる。
ではどうするか?
今の資金で手に入るものにする。
……何というか、世知辛いお話ですね。この、何というか……母親がその経緯を知ってるっていうところが余計に、母親に管理された家庭にズブズブにはまり込んでいる感じを受けるというか、別にそれが悪いわけじゃないんですけど……何ていうか、演技がかっているというか……上手くまとめられない。