第163回 時空モノガタリ文学賞 【 504号室 】
1 題名 決めつけてかかるな
2 作者 W・アーム・スープレックスさん
3 投稿 18/11/22
4 書出 『トミオは503号室をノックした。』
面白かったです。
『「503の隣は504だと勝手に決め込んだのだから」』という言葉は確かにそのとおりですね……生き物のように、日々細胞が入れ替わり、成長し続ける集合住宅なのかもしれません。
『「その505号室へは、どういけばいいのでしょうか」』、『なんといっても自分は、一度は204号室をたずねているのだ』など、登場人物達も部屋番号に翻弄される姿が、話の果てしなさを予感させたと思います。