時空モノガタリ-感想録

2000字小説投稿コンテストサイトの「時空モノガタリ」でコメントした内容を記録しています。

いまのひとこと 読まねば

2018-12-03から1日間の記事一覧

第163回 時空モノガタリ文学賞 【 504号室 】

1 題名 ホテルの幽霊2 作者 うたかたさん3 投稿 18/11/234 書出 『「お待たせいたしました。こちらがお部屋の鍵になります」』 訪れたホテルで幽霊少女と邂逅。主人公の視点を丁寧に追うような文章に好感が持てました。 一方で、プロローグ的であるため…

第163回 時空モノガタリ文学賞 【 504号室 】

1 題名 1008号室2 作者 荒井文法さん3 投稿 18/11/224 書出 『「いらっしゃいませー」』 テンポの良い会話で、マイペースな店員さんのどこからどこまでが『「煙に巻こうと』」していたのかわからなくなりますね。 かぎ括弧の前に空白スペースを入れ…

第163回 時空モノガタリ文学賞 【 504号室 】

1 題名 超能力青年ヨシオ2 作者 荒井文法さん3 投稿 18/11/224 書出 『決して、彼女のあとをつけていたわけじゃない。』 大学生活を謳歌する主人公が、偶然目にした想い人のピンチを救う。王道らしい展開と朝日の清々しさが心地良い作品でした。 テレポ…

第163回 時空モノガタリ文学賞 【 504号室 】

1 題名 紅い秋桜2 作者 荒井文法さん3 投稿 18/11/224 書出 『一ヶ月に一度、彼の爪を切ってあげる。』 504号室で繰り広げられる苦悩と再生、新しい物語。今作を拝見して、病院は違えども、同じ部屋番号にそれぞれの歴史があるのだと実感しました。他者…

第163回 時空モノガタリ文学賞 【 504号室 】

1 題名 え?・・・マジか2 作者 風宮 雅俊さん3 投稿 18/11/224 書出 『「え?・・・マジか」』 エッセイとも日記とも思える文章から、作者様の思考の過程が伝わってきました。『推敲はだいたいこんなところ、あとはファミレス行って書き出せば出来上が…

第163回 時空モノガタリ文学賞 【 504号室 】

1 題名 決めつけてかかるな2 作者 W・アーム・スープレックスさん3 投稿 18/11/224 書出 『トミオは503号室をノックした。』 面白かったです。 『「503の隣は504だと勝手に決め込んだのだから」』という言葉は確かにそのとおりですね……生き物…

第163回 時空モノガタリ文学賞 【 504号室 】

1 題名 自分だけ出入りできる能力ッ!2 作者 戸松有葉さん3 投稿 18/11/224 書出 『日常が壊れたあの日から、少年は高校からの帰宅さえすんなりさせてもらえない。』 少年漫画的な超能力者同士の対決かと思いましたが、違いました。既存作品をベースにし…

第163回 時空モノガタリ文学賞 【 504号室 】

1 題名 ワケあり物件2 作者 戸松有葉さん3 投稿 18/11/224 書出 『若そうではあるが年齢不詳でもあるその女は、今度入居するアパートの安い家賃に満足していた。』 いわく付き物件を引き合いにして、持論を展開する語り部役への重点の置き方が目に付きま…

第163回 時空モノガタリ文学賞 【 504号室 】

1 題名 被選挙権資格制度2 作者 戸松有葉さん3 投稿 18/11/224 書出 『高級マンションの一室、504号室には、数人の若者が集まっていた。』 サイレントキラーといい、作者様は健康に気を遣っていらっしゃるのだと感じさせる文章でした。 あえて高プリ…

第163回 時空モノガタリ文学賞 【 504号室 】

1 題名 超予測変換2 作者 R・ヒラサワさん3 投稿 18/11/224 書出 『最近はスマートフォンの性能も随分と良くなった。』 『超予測変換』なるアプリ。登録された語録どころか、人工知能とネットワークが駆使されて候補の文章が挙げられるなんて、なんと魅…

第163回 時空モノガタリ文学賞 【 504号室 】

1 題名 404からは出られない2 作者 クナリさん3 投稿 18/11/224 書出 『高校二年の冬。』 建物特有の「4」の話題に焦点を当てることで、コンテストテーマに真摯に取り組まれた姿勢に好感が持てました。 ただ、単一の作品としては腑に落ちない内容でした…

小説コンテストサイト「時空モノガタリ」感想

第163回 時空モノガタリ文学賞 【 504号室 】 今回のテーマは【504号室】です。恋愛・ちょっといい話・伝説・不思議な話など、小説・エッセイ等の散文であればスタイルは問いません。体験や事実に基づく必要もありません。時空モノガタリ賞発表日:…