第164回 時空モノガタリ文学賞 【 着地 】
1 題名
異能力窮鼠
2 作者 悠真さん
3 投稿 19/01/06
4 書出 『数十分前に死を覚悟したつもりだったが、いざ目前に迫ると、そんな覚悟は所詮形だけだったのだと、自分の生への執着心の強さを思い知らされるのだった。』
コンテストテーマを意識された超能力バトル作品で、どのように能力を活かしていくのだろうかと気になりました。
コンテストテーマに引きずられて、主軸となるストーリーが見当たらない気がします。
……時空モノガタリさんでもよくお見かけしますが、こういった、超能力・異能力作品(特にバトル展開)をどうして短編で書こうと思われるのかが不思議です。オリジナリティを出そうとすれば、綿密な背景設定が必要でしょう。もちろんそれをそのままダラダラ書き散らすわけにはいかないので、情報の取捨選択をすることになるのですが、それを二千字で過不足なく書ききれると思える自信がすごいと感じます。
既存作品の設定におんぶにだっこであれば、脳内作品に留めるか、同人誌でも作られたほうが有意義だと思います。