時空モノガタリ-感想録

2000字小説投稿コンテストサイトの「時空モノガタリ」でコメントした内容を記録しています。

いまのひとこと 読まねば

第163回 時空モノガタリ文学賞 【 504号室 】

1 題名 504号室を抜けて
2 作者 村沢走さん
3 投稿 18/11/23
4 書出 『冬扇夏炉に、私は決別した。』

 

『504号室の呪縛は、もう解けていた。』とありますが、何が呪縛だったのでしょうか。

 

決して読みやすい文章とは思えませんでした。でも作者様はこういった文章を書いて発表できることにきっと満足されているのでしょう。読者は基本置いてけ堀です。以下気になった文章をメモ書きします。


・『冬扇夏炉に、私は決別した。』
・『何かの料理番組で見たが、雲壌月鼈である。』
・『イドラの末尾は此方の煩雑さを助長する。』
・『サイレント・トリートメントじゃ、あるまいし……と、私は彼を忘れる事にした。』
・『今年は私は独り身かあ……なんて、妙に不分別な、予見が零れる。』
・『新聞配達の御兄さんを迎えた後、其の勧誘記事を繰り抜いて、部屋の装飾に廻す。』
・『彼の電話が掛かって来たのは、其の直後であった。』
・『終わらなかった料理が、新陽時代の頭上を越える。』
・『彼女の口弁に因れば、億劫にも元彼氏は倒れたという。』
・『私は「だから?」と、返し、自家撞着に自己撞着した。』
・『504号室の呪縛は、もう解けていた。』