時空モノガタリ-感想録

2000字小説投稿コンテストサイトの「時空モノガタリ」でコメントした内容を記録しています。

いまのひとこと 読まねば

第165回 時空モノガタリ文学賞 【 弾ける 】

1 題名 

僕の恋は苦み100%

2 作者 ドーンヒルさん
3 投稿 19/02/16
4 書出 『三番ホームは折り返しの下り列車を待つ人でごった返していた。』

 

スマートフォンの使いすぎに不安を募らせる主人公が、彼女の頭の大きさを冷静に見つめている姿が恐かったです。

 

◎あらすじ

 本作は、『好きという感情しか抱くことが出来ない』病気を患う主人公が、大学で、スマホのせいで頭が膨らんだ恋人をつくったものの、「スマホやめろ」と言いたいのに言い出せないまま、頭が破裂する事故現場に居合わせたので、恋人を力いっぱい殴るお話です。

 

◎感想

 今コンテストにおける「頭破裂する系作品」第二の刺客です。(ちなみに第一の刺客は獣の別名(作者:クナリさん)でした)

 

 コンテストテーマの【弾ける】で、「頭が弾けそう!」でなく、即「頭弾ける!」という作品に結びついてしまうのはどうしてなんでしょう? そういう作品に多く触れ合っているからなんでしょうか? 【弾けそう】だったら、踏みとどまったんでしょうか……「もうこんがらがって頭の中がパンパンよ! 弾けそうよ! 鼻血出る!」みたいな作品でもいいじゃないですか。だめですか。

 

 本作ですが、不粋なことを言わせていただくと『好きという感情しか抱くことが出来ない』という箇所で、もうすでに話が破綻していきそうな悪い予感がします。そもそも『好きという感情』というのがちょっとよくわからないのはわたしだけでしょうか? 喜怒哀楽の根底に、『好き』があるという意味なのかしら……好きだから怒る、とか好きだから哀しむとか……? それって、病気なんですか。自称? 『1/3の純情な感情』レベルで掴みきれないんですが……